ブリードはどんな事実も

 ブリーダーを始めて4年目、シャロンの交配は4回上手くいかず、ロシアから北斗とセイラの購入を決めてから丸2年。コロナがあり、1年遅れてやっと来日、出産。喜んだらと思ったらみどり君の心臓病。西村さんに慰められながらも、ブリーダーは人生修行のようですね。命を預かるブリーダーという仕事は”どんな事実も受け止める”ということだと、改めて認識させられました。でも、7頭のベービーたちには癒されたり、免疫力をあげてもらったり、幸福感と人生の豊かさをたくさんもらうことができました。今、産室に残っているのは、心臓病の”海君”改め”海斗君”(”カイ”とずっと呼んでいましたがちょっと呼びにくいので、北斗パパの”斗”をもらうことに今晩決めました。(いい加減な飼い主ですみません。)ときみどり君(お陰様で4件の見学・購入希望の方があります)。良いご縁が生まれるといいなと思っています。見た目の睨み顔もだいぶ変わってパパ似のシャープで優しい顔になってきました。この変化も面白いです。そんなわけで、産室のサークルも二頭になり、一抹の寂しさを感じます。これもブリーダーの贅沢な宿命ですね。きみどり君に良いご縁ができたら北斗パパを産室に連れてきて、海斗と親子で男同盟を結成して、♂城(小屋)が完成するまで過ごす予定です。パパとお兄ちゃんでドッグランにエアコン付きの♂城(御殿)を作ってあげるから待っててね。

一抹の寂しさ

神戸空港行きの機内から見た富士山(因みにパパは富士山好きで、2回登りました。)


2021年08月31日